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要件定義の善し悪しがシステムを決める

要件定義のことならお任せください。正しく要件定義を行うために重要なポイントがあります。それは、「要件」「技術」「制約」をバランスよく考慮し、ステークホルダー(利害関係者)の意見を踏まえた最善の提案をすることです。

 

「要件」とは、お客様が実現したいことです。お客様が口に出して説明できる要件は「顕在的要件」、それ以外の要件を「潜在的要件」と呼びます。顕在的要件を正しくヒアリングすれば要件が定まるかというと、それは間違いです。必要なのは、業務改善の知見に基づいて、お客様のもつ「潜在的要件」の仮説を立てられることであり、お客様に「あるべき要件」を提案できることです。要件定義段階で外部設計に着手し、顕在的要件も潜在的要件も踏まえた仕様を提示できる能力が求められます。

 

「技術」とは、どう実現するかという手段です。技術によって、お客様の要件を上回る提案ができることもありますし、お客様の要件に制限をかけなければいけない場面もでてきます。最新の技術動向やITベンダーの能力を把握し、何ができて何ができないかを見極められなければいけません。場合によってはコンポーネントレベルの技術仕様を調査し、お客様に対して正確な回答ができなければなりません。英語の文献等を読み解くことも必要になります。正確な技術を迅速にキャッチアップできるかどうかがプロのコンサルタントに求められます。

 

「制約」は、予算や納期などプロジェクトに関する制限事項です。「制約」と「要件・技術」はトレードオフの関係になることが多く、この調整をうまく行うことが要件定義の最大の腕の見せどころとも言えます。制約があるから単に「できません」と回答するのではなく、制約をうまく活かしてお客様の納得する仕様に落とし込む能力が重要です。スポーツにルールがあるように、システム開発には制約があるから面白くなる、とも言えます。

 

私の13年の経験では、お客様の要件をそのまま取り入れてシステム化してして業務プロセスが改善できたことはありません。特にステークホルダーの意見を全部聞き入れて作るシステムほどひどいものはないと思います。ではどうすればよいかというと、要件と技術と制約をしっかりと頭に叩き込んだ上で、外部設計を考え抜く必要があります。

 

これまでの業務改善経験を活かして外部設計のドラフトを作成し、その設計が最適なのかを徹底的にレビューます。その結果を設計資料に反映し、再度設計をレビューします。それをひたすら繰り返し、頭が疲弊するまで考え抜きます。考え抜く作業というのは本当に血のにじむような苦しい作業ですが、これを乗り越えると、美しい設計が出来上がります。ステークホルダーが誰であっても、何を突っ込まれようとも理路整然と説明できる「強い仕様書」になります。

 

お客様から言われたとおりのシステムではなく、お客様の業務プロセスを改革する最善のシステムをつくりたいと思っています。そのための要件定義ができるコンサルタントを見つけることこそが、お客様が業務改善を成功させるための重要成功要因であると断言できますし、私ならばそれができます。ぜひご相談いただければと思います。

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