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付き合う人間を選ぶことの重要性

断捨離(だんしゃり)という言葉が一時期流行りました。モノを片づける画期的な手法として重宝されましたが、ヒトについても応用できます。ヒトへの執着から解放され、快適な人生を送るにはどうしたらよいか、考えてみましょう。

 

◆自分の価値を下げるヒトを断つ

我々が公私で付き合っている人たちの中には、付き合うことによって自分の価値が下がる人、すなわち本来付き合うべきではない人がいます。付き合うべきでない人には、大きく2つの型があります。

 

・利己主義型:自分の名誉や体裁を守るために、相手を利用するヒト

 

例えば、チームメンバー内で良く思われたいがために、メンバー内の特定の人を悪者にするヒトです。このタイプの人々は、名誉や体裁を守ること、つまり現状を維持することを目的としていて、向上に対する意欲が薄いのが特徴です。相手を利用しないと自分のポジションを維持できないと考えてしまう、可哀そうな人々だと言えます。

 

・道連れ型:能力が著しく低く、相手を同じ境遇に引き込もうとするヒト

 

例えば、向上心をもって活動する人に対して、執拗に遊びに行くことを勧誘したり、毎日ムダ話をするなどして他人の行動を阻害する人々です。このタイプの人々は、自分の境遇が悪いことを周囲のせいにしがちで、相手の状況を理解して支援しようとしません。周囲に妬みを感じ、意識的あるいは無意識的に相手を陥れようとします。

 

このような人たちと一緒に時間を過ごすのはムダなので、可能であれば関係を断つのが望ましいです。それが無理なら一緒に過ごす時間を極力減らしたり、距離を置いたりすることによって、自分の時間をよりよい人間関係に費やすようにします。それが自分の価値を上げることにつながります。

 

◆意見してくれるヒトを歓迎する

日本社会は、自分の考えと異なることを言う人を除外して、同じ考えの人とだけ付き合おうとする排他主義(ムラ意識)が一般的ですが、自分の能力を向上させてくれるのは、自分の意見を肯定してくれるより、否定してくれるヒトであるということを認識したほうがよいでしょう。

否定とは反対意見であって、そこには合理的な根拠があります。同質の意見をぶつけ合うより、反対意見をぶつけ合ったほうがはるかに大きな気づきがあり、新しい価値が生まれます。

反対意見を言われるだけでムッとしてしまい何も話したくなくなる人、あるいは落ち込んでしまう人がいます。仕事上の反対意見は、本人の人間性を否定しているわけではなく、本人のビジネス上の考えに対する意見です。生み出した成果の価値をより高めるための意見です。これをきちんと理解できていない人は、自分の人間性を否定されたと勘違いし、すぐ感情的になってしまいます。それについて同僚に共感を求め、仲間内で愚痴を言い合ってストレスを発散するような人々は、自己を成長させる貴重なチャンスを棒に振っているとても残念な人々であると言わざるを得ません。

自分に対して好意的ではなくとも、なるほど一理あると思わせてくれる人とは積極的に関係を構築していきましょう。そうしてできあがった人脈は自分にとってかけがえのないものになります。

 

◆ヒトを選ぶには成長が必要

付き合うヒトを選ぶには、以下の2点が必要です。

・自分の人生観をある程度確立すること
・目利きする能力

 

自分が定まっているということは、どういう人と付き合うべきかの基準を生み出す上で重要です。短期的でも長期的でもよいのですが、自分がどのような人生を送っていきたいか、その過程で何に重点を置き、自分が成長するためにどういう人と関わっていきたいか、ということを考えておくのです。そこから自分が望む価値観が自然と導出されます。最終的に自分の価値を高める人かどうかを判定するために欠かせないプロセスなのです。

 

また、目利きする能力を培うには、社会に出て人間関係を構築しなければなりません。自分にとって望ましい人もいれば望ましくない人もいますが、その両者との関わり方について経験することが必要です。特に反面教師を多く見るといった経験は貴重です。反面教師を見ることによって、自分の価値観を調整することが可能になります。そこから自分がどのような人間になりたいかの理想形を形作り、どのような人と付き合いたいかを考える契機を得るのです。

 

多少厳しい内容の記事になってしまいましたが、様々なしがらみを抱えて身動きがとりづらくなっている人にとって、人間関係を整理するということは大きな転機となり、その後の人生を大きく変えるものだと言えるでしょう。

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